福島競馬場の歩み・歴代優勝馬・コース情報・歴史

Fukushima keibajyo

福島競馬場の歴史

Fukushima keibajyo

静岡県の藤枝競馬倶楽部から移転の形で公認競馬を誘致した福島競馬倶楽部が使用する競馬場として1918年に建設され6月に初の競馬が開催されました。

1937年の秋から主催が日本競馬会に移行されたが第2次大戦のため、1943年限りで競馬開催は休止されました。

終戦後は農場として使用されていましたが国営競馬移管後の1949年9月に競馬再開、1954年からは日本中央競馬会に移管され現在に至っております。

・1923年から1937年まで帝室御賞典が施行された。

・1929年6月8日現在まで唯一頭なる全頭落馬による不成立レース発生。

・1931年春季開催で日本初の複勝式馬券を発売。

・1987年6月大型映像ディスプレイ竣工

・1999年第3回開催にはワイド(拡大馬連)の先行発売。

・2006年第2回開催には馬単・3連複先行販売。

・2010年4月17日に降雪で開催中止となった。

福島競馬場で降雪のため中止になったのは初めて、また福島を含むJRAの競馬場で4月に降雪で中止になった前例もない。

・2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第1原子力発電所事故により福島競馬場施設が甚大な被害を受ける。

・2012年4月7日東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により休止になっていたが、原発事故の影響による放射性物質の除染を目的とした芝コースの一部張替えやダートコースの砂入れ替え、施設複旧工事を終え、この日より福島復興祈念競馬として1年半ぶりに開催された。

・2013年4月21日降雪により3年ぶりに開催中止となった。

福島競馬場のコース紹介

Fukushima keibajyo

芝コース

高低差発走距離
1.9M1000M、1200M、1700M、1800M、2000M、2600M
コース1周距離幅員直線距離
1600M25~27M292.0M
1614.1M22.5~25M297.5M
1528.1M20~23M299.7M

ダートコース

1周距離幅員直線距離高低差発走距離
1444.6M20~25M295.7M2.1M1000M、1150M1700M、2400M

障害コース

襷コース490.9M           発走距離

Aコース=2,750M、3350M
幅員17.6~20.0MBコース=2770M、3380M
高低差2.7MCコース=2800M、3410M
1,5号障害ハードル(両面竹柵)高さ1.30M 幅1.80M(竹柵0.5M)
2号障害グリーンウォール(上下動式人工竹柵)高さ1.20~1.30M 幅1.45M(竹柵0.8M)
3号障害バンケット高低差2.76M 長さ81.7M
4号障害ハードル(可動式障害)高さ1.20M 幅1.8M(竹柵0.5M)
6,7号障害ハードル(片面竹柵)高さ1.30M 幅1.55M(竹柵0.5M)

コースは右回り、芝の1周距離は1600M(A)、ダートコースは1444.6Mという福島競馬場は、JRAの競馬場で最も小さい競馬場です。

とはいえ、コースには独特な起伏がつけられ、3,4コーナーにはスパイラルカーブがあり、スリリングでスピーディーナレースを楽しめるように工夫がされています。

独特な起伏は、ゴールを過ぎてから2コーナーにかけてなだらかな下り勾配(高低差1.7M)が続き、向正面には一転、同1.3Mの上り勾配が設けられている。

その後平坦部分を挟み4コーナーから直線(残り170M)にかけて再び緩やかな下り勾配に、そして残り170M付近から残り50M付近までは高低差1.2Mのにぼり勾配を駆け上がってゴールに至る。

全体の高低差は1.9M(ダートコースは2.1M)と特筆するほどの数字ではなく、ゴール前の上りをはじめ、勾配自体も決してキツくはない。

コースを1周するのにアップダウンを2回繰り返すのはかなりユニーク。

実はでこぼこした馬場なのです。

292Mという芝コースの直線の長さ(A)は、ローカル競馬場では一般的な数字ですが、差しもまずまず決まります。

梅雨時は雨の影響を受けやすい、排水性は昔に比べれば格段に向上していますが、開催が進むにつれて外差しが決まる傾向は変わらない。

ダートコースは水準以上に逃げ馬の活躍が目立ちます。

福島競馬場の開催日

2020年

4月11日、12日、18日、19日、25日、26日

5月2日、3日

10月31日

11月1日、7日、8日、14日、15日

福島競馬場の重賞レース

GⅢレース

・福島牝馬ステークス

・ラジオNIKKEI賞

・七夕賞

・福島記念

近年の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、競馬場での観戦ができません。

早く終息して競馬場で安全に観戦できることを願っています。