ヴィクトリアマイルの歩み・歴代優勝馬・コース情報・歴史

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ヴィクトリアマイルの歴史

Keiba

・2006年 4歳以上牝馬によるGⅠ競走として創設。

・2007年 日本のパートⅠ国昇格に伴い、格付表記をJpnⅠに変更。

・2009年 外国調教馬の出走枠が9頭に拡大。格付表記をGⅠに変更

・2012年 出走馬選定方法が変わり、レーティング上位5頭に優先出走を認める。

・2014年 トライアル制を確立し、指定された競走の1着馬に優先出走を認める。

・2015年 3着に18頭立て中最下位人気のミナレットが入り、3連単の払戻金が当時歴代2位(現在歴代5位)の20、705、810円の超高額配当になる。

・2020年 新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客競馬として開催。

賞金

1着 1億500万円

2着 4200万円

3着 2600万円

4着 1600万円

5着 1050万円

ヴィクトリアマイルの競走条件

出走資格 サラ系4歳以上牝馬

・JRA所属馬

・地方競馬所属馬

・外国調教馬(9頭まで、優先出走)

負担定量:定量55kg

優先出走権

外国調教馬及びレーティング順位の上位5頭は優先出走できる。

地方競馬所属馬は同年に行われる下表の競走のいずれかで2着以内の成績を収めた馬に、優先出走権が与えられる。

競走名競馬場距離
阪神牝馬ステークスGⅡ阪神競馬場芝1600m
福島牝馬ステークスGⅢ福島競馬場芝1800m

ヴィクトリアマイルのコース紹介

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芝の1周距離は2083.1m【芝A】、直線の長さは525.9m、幅員も最大41mと非常に広い。起伏の構成もハードなもの。

ゴールを起点に追っていくと、1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9mの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には高低差1.5mの上り坂が待ち受ける。

最初の坂を上り切った後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に、そして直線、残り460m地点から300m地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。

勾配自体はなだらかでも、高低差2mに及ぶこの坂を上り切った後も300m走ってようやくゴールにたどり着く。

ローカル場と違い、カーブの半径がゆったりとしているため、コーナーでごちゃつくこともなく、馬の能力がストレートに反映するコースです。

ヴィクトリアマイルの歴代優勝馬

東京競馬場の芝1600m

回数JRA格付国際格付施行日優勝馬性齢タイム優勝騎手
第1回GⅠ2006.5.14ダンスインザムード牝51:34.0北村宏司
第2回JpnⅠ2007.5.13コイウタ牝41:32.5松岡正海
第3回JpnⅠ2008.5.18エイジアンウインズ牝41:33.7藤田伸二
第4回GⅠ2009.5.17ウォッカ牝51:32.4武 豊
第5回GⅠ2010.5.16ブエナビスタ牝41:32.4横山典弘
第6回GⅠ2011.5.15アパパネ牝41:31.9蛯名正義
第7回GⅠ2012.5.13ホエールキャプチャ牝41:32.4横山典弘
第8回GⅠ2013.5.12ヴィルシーナ牝41:32.4内田博幸
第9回GⅠ2014.5.18ヴィルシーナ牝51:32.3内田博幸
第10回GⅠ2015.5.17ストレイトガール牝61:31.9戸崎圭太
第11回GⅠ2016.5.15ストレイトガール牝71:31.5戸崎圭太
第12回GⅠ2017.5.14アドマイヤリード牝41:33.9C.ルメール
第13回GⅠ2018.5.13ジュールポレール牝51:32.3幸英明
第14回GⅠ2019.512ノームコア牝41:30.5D.レーン
第15回GⅠ2020.5.17アーモンドアイ牝51:30.6C.ルメール

レースレコード

2019年 優勝馬 ノームコア  ダミアン・レーン騎手 タイム1:30.5

払戻金

2015年第10回のレース

1着ストレイトガール(5番人気)、2着ケイアイエレガント(12番人気)

3着ミナレット(18番人気)3連複で286万円(史上5位)、3連単で2070万円(史上4位)の高額配当がでた。

概要 

競走馬生産の原点である牝馬は、早期に引退させて生産界へ戻すべきと考えられていました。古馬牝馬にとって目標となるレースも設けられていなかった。その後1996年にエリザベス女王杯が条件変更され、4歳以上牝馬のGⅠ競走として開催されるようになってからは、牝馬重賞レースの増設やローテーションの整備などが図られるようになり、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなりました。こうして長く活躍した牝馬からも優秀な仔馬が誕生するようになり、生産界の考え方にも変化が生じてきた。こうしたながれの中、2006年に4歳以上牝馬による春季のチャンピオンレースとしてヴィクトリアマイルが誕生しました。